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タカハシノブオ展

タカハシノブオ展に行ってきました。
駅に置いてあったパンフがあまりにもドロくて(褒め言葉!)
実物を激しく拝見したくなりました。

タカハシノブオ展_b0330908_16081447.jpg

これは紙に収まる作品ではない。
ディテールを目で確認したい。

『あるがままに生きた画家。
叫ぶ原色・ものがたる黒』

言葉にするとサラっと2行。
が、タカハシの精神、肉体、生きざま。
ギュウうう!!!!!!と濃厚に押し付けられた。
観るのが受け止めきれない重圧。
四角の中に描いてはいるものの、全部収まってない!
はみ出て細胞探り出し!
つかみかかってきます!

黒が多く使われている。
が、黒と一言ではこれまた言えません。
「タカハシの黒」と表現されていました。
全ての色を混ぜると黒になる。
「黒」の奥深さを感じました。

いわゆる破滅型の画家なのかなぁ。
戦後復興期の画家さんで極貧の中絵筆を持つ。
2度の従軍、そして炭坑でも働くという経験をされ、
妻も娘さんもいたようだけど、
妻は急逝。
そして強烈なアルコール依存症。
あの榎忠さんも彼の酒癖に悩まれたとか??

人嫌いの偏屈さんなのかと思いきや、
こよなく人を愛し、神戸の街を愛す。
とも記されている。
事実、友人との手紙のやりとりも展示されていました。
寅さんのような文字で埋められたハガキ。
「下手な絵を描いています」とか
描画的文字で描いてあるし。

ご冗談を!←誰に言うてるっ。

感性細胞つかまれて、ドロンドロンにされたい方は是非!!!
神戸のBBプラザ美術館にて11月24日まで開催中。

mahalo nui loa

aloha pumehana!


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by kokoruh | 2014-11-08 16:38 | アート

廃材を使ったコラージュ・着物デザイン。ココルが動いたことを記します。


by kokoru